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アトピーと食事
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脱ステロイド中、アトピーの症状が酷いときは食事にも気を使う必要があります。
食べ物の中には痒みを増幅させるもの、湿疹の原因となるものがあります。
特に食事が影響するアトピーの原因として、植物油・たんぱく質の過剰摂取が考えられます。
注意が必要な食べ物
植物油
植物油にはリノール酸がたくさん含まれています。
リノール酸は体内でアラキドン酸に変換されます。
アラキドン酸は
アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー炎症反応を起こす原因となります。
植物油を多く利用している食事としてトンカツや唐揚げなどの揚げ物系、
天ぷら、マヨネーズ、ドレッシング、チョコレート、
ポテトチップスなどのスナック菓子が挙げられます。
日頃から揚げ物などを好み、植物油を多量に摂取している方は
これらの食事を控えるだけでも大きな効果が期待できるでしょう。
マーガリン、ショートニング(無水マーガリン)
マーガリンやショートニングには多量のトランス脂肪酸が含まれています。
トランス脂肪酸は構造中にトランス型の二重結合を持つ不飽和脂肪酸であり
「狂った脂肪酸」とも呼ばれています。
マーガリンなどの人工油はそもそも自然界には存在しないもので、
マーガリンを数年間放置しても、ハエやゴキブリなどの虫もよりつかず、
カビも生えませんでした。
ショートニングはファーストフード店での揚げ物に利用されています。
(ポテトフライやドーナツなど)
アメリカではこのトランス脂肪酸を含む油の使用を禁止している州もあり
表記義務など規制が進んでいますが、日本ではまだ何も規制されていません。
トランス脂肪酸は炎症を引き起こす原因となり、
アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状に影響します。
生卵、半熟卵、マヨネーズ
卵にはアラキドン酸、多量のタンパク質が含まれており、
アレルギーの原因となります。
特に生卵などは顕著で、卵を食べる場合は
目玉焼きや玉子焼きなどしっかりと火を通しましょう。
牛乳、チーズ
乳脂肪にはアレルギー症状を悪化させる
プロゲステロンが多量に含まれています。
痒みが強いときは避けたほうが良いでしょう。
白砂糖
白砂糖はミネラルやビタミンを大量に消費してしまいます。
特にアトピー治療に必要なビタミンB郡を消費してしまいます。
また、体内にてアラキドン酸を増やし、アレルギーの原因ともなります。
ついつい、白砂糖を多く含んだ菓子類は間食に食べてしまう、
という方も多いと思います。
お菓子の変わりに果物などに切り替えるようにしましょう。
米
日本人がいつも食べている米もアレルギーの原因となります。
米には脂肪やたんぱく質が多く含まれています。
特に早食いの方は米に含まれているたんぱく質が
アミノ酸に分解されずに体内に入ってしまい
アレルギーの原因となってしまいます。
よく噛むようにして、アトピーの症状が悪いときは
量を減らすなどしましょう。
また、通常の白米よりもたんぱく質が多く含まれる
玄米やもち米などは控えたほうがよいでしょう。
また、アレルゲンを排除したAカット米
というものがあります。
米をたくさん食べたい、という方はAカット米を食べましょう。
小麦(強力粉)
小麦は含有されているグルテンの量によって、薄力粉、中力粉、強力粉に
分類されます。このグルテンもアレルギーの原因となります。
強力粉はパン、ピザ、餃子の皮、マカロニ、ラーメンなどに利用されます。
アトピーの症状が悪いときは出来るだけ控えたほうが良いでしょう。
特に市販されているパンには上述したマーガリンやショートニングを
含んだものがたくさんあるので注意しましょう。
また、Aカット米と同様にアレルゲンを排除した
Aカットパンというものがあります。
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[参考書籍]
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油を断てばアトピーはここまで治る―どんなに重い症状でも家庭で簡単に治せる!
キッチンの換気扇のような「油汚れ」があなたの体内にこびりついている! 今までアトピーが治らなかったのは、そんな「植物油の摂りすぎ」が原因でした! どんな重い症状でも家庭で簡単に治す食事と暮らしの工夫。
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食品の裏側―みんな大好きな食品添加物
食品添加物商社の元セールスマンは『食品の裏側』の中で、毎日の食に潜む危険性を指摘する。我々は食品添加物の特性についてあまりにも無知だと主張。その毒性ばかりを煽り立てる報道は良くないとしながらも、ラーメンやハム・ソーセージ、明太子など人気の食品の一部が、無害とは言えない添加物にまみれている実態を次々に明らかにする。添加物の大量摂取によって「子供たちの舌が壊れていく」と警鐘を鳴らす。
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