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当HPは脱ステロイドの情報交換・悩み相談のための場所です。また、副作用の強いステロイドを使わない非ステロイド療法でのアトピーの治療の紹介をおこなっております。

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アトピー 漢方薬の紹介


最近、アトピーの治療に漢方薬を処方する医師が増えています。 西洋療法にくらべて副作用が少ないとされており、 症状に上手く合致した処方により、脱ステロイドに有効とされています。 しかし、副作用が少ないとはいえ、誤った漢方を使うことで 症状が悪化する恐れもあります。 経験のある漢方医にご相談されることをお勧めします。


消風散
じゅくじゅくタイプ
消風散(しょうふうさん)は血熱をさまし、血燥を潤す作用があります。従って頑固な湿疹で、分泌物も多く痒みも激しく、患部も活動的で汚いものに本方が適用されます。

黄連解毒湯 黄連解毒湯を構成する漢方生薬は全て漢方で言うところの「苦寒」の薬味薬性であるため、寒冷解熱作用があり、炎症や充血などを伴った諸症状を治します。 即ち のぼせ・鼻出血・痔出血・不眠症・胃炎・二日酔いなどに本方が適用されます。

白虎加人参湯 白虎とは、中国の四方を守る四神獣の一つで西方を守る神のことです。 すなわち西日の強いうっ熱を中和する意もあり、また本方の主薬である石膏は白色で、白虎の名があり、漢方でいう涼薬として代表的な生薬です。 この漢方薬は、漢方の原典といわれる「傷寒論」「金匱要略」に収載されている薬方です。 熱性疾患であって体質的には体液が欠乏して、体力的に疲労が加わってきたときの症状で、口内乾燥し、口渇がひどく水を飲みたがり、体に灼熱感があったり、局部的な皮膚の熱感やかゆみなどが現れたりするものに用います。

猪苓湯
じゅくじゅくタイプ
猪苓湯(ちょれいとう)は、漢方の古典といわれる中国の医書「傷寒論」「金匱要略」に記載されている薬方です。 利尿効果が強く、尿が出難いなどの症状に効果があります。

十味敗毒湯
じゅくじゅくタイプ
十味敗毒湯は、華岡青洲の創製による処方で皮膚病一般に用います。 十種の生薬の相乗作用で,内因、外因を除去し、血液や病変細胞組織の中毒症状を解毒し体外に排出します。 従って化膿性皮膚疾患、じんましん、湿疹などに本方が適用されます。

タウロミンは十味敗毒湯を主成分としています

防風通聖散 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)は、体力もあり、食欲旺盛で腹回りの大きい人の肥満改善に用います。 肥満体で、動悸、肩こり、のぼせなどの高血圧症、またむくみ、便秘など、肥満による種々の病気の体質改善に本方は適用されます。

荊芥連翹湯 荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)は、アレルギー体質の人の耳・鼻・咽喉そして皮膚疾患に対して、清熱、和血、解毒の作用により諸症状を改善します。 即ち、蓄膿症、慢性鼻炎、扁桃腺炎、にきび などに本方が適用されます。

温清飲
カサカサタイプ
温清飲は、四物湯と黄連解毒湯との合方で、四物湯で血行をよくして、黄連解毒湯で熱をさますとの意味で温清飲と名づけられた処方です。 従って、子宮出血が長引いたり、月経不順などの婦人科疾患 また 皮膚が乾燥気味で かゆみ などがある皮膚病に本方が使用されます。


参考
◆副作用◆

副作用とは、ある薬に期待した薬効以外の「好ましくない」作用のことであり、   いくら自然の生薬であっても副作用は起こります。 一番経験するのは「地黄」による胃もたれです。 まあこれも「縮砂」や「枳実」といった生薬を配合することで軽減することは可能なのですが。   漢方薬の場合、この様に副作用を出来るだけ起こさないようにするテクニックを   長年の古人の努力で蓄積して来たに過ぎません。   むしろ毒性については、人工より天然の方が強力なものが多く、   未だにモルヒネを超える鎮痛剤は存在しませんし、 フグ毒のテトロドトキシンの毒性は驚異的です。   「自然の物だから大丈夫」という観念は捨ててください。

◆誤治◆  

副作用と良く混同される概念に、誤治があります。   これは「熱証」の人に「熱を加える生薬」を投与することなどです。 診断または治療の間違いです。 のぼせや怒りっぽいなどの症状に、「人参」を多量に投与すると 悪化します。 これは副作用ではなく、誤治です。

気には「固摂」と言う働きがあり、身体を引き締めています。 血管から血が漏れたり、汗が勝手に出たりしないのはこの働きのお蔭です。 陰虚であれ陽虚であれ気虚であれ、気の固摂が低下すれば、 舌は腫れ、歯痕がつきます。 「痰湿」が多くても同じです。 この場合は舌がむくんでいるのです。

身体の正常な水分を「津液」といい、身体を潤したり栄養したりしています。 一方、「痰湿」は余分なだけでなく、これらの働きをしません。 単純に言えば腐った水と同じなのです。 田畑に水が沢山あっても、腐っていれば作物は育ちません。

腐った水があるため、正常な水を注いでも、作物は水を吸収できません。 これと同じことが身体でも起こり、アトピーの方ですと、特に皮膚に顕著に起こります。 それで皮膚が栄養されないのでもろくなり、引っかくとジュクジュクした水が出るのです。 痰湿があるのに皮膚が乾燥するのは、痰湿と「風」が合わさるからです。 これは一度水にぬれてから風に当たって乾燥した紙を思い浮かべてください。

元々の紙よりカサカサになるでしょう? これと同じことが皮膚で起こるのです。


◆「風(外風・内風)」の概念◆

1・ 軽揚開泄  軽は軽い。揚は揚がる。 つまり性質は軽くって物を浮き上がらせる働きがあります。   風に乗って凧が  揚がるのと同じです。   これが身体に作用すると、上半身や皮膚に症状が出る事になります。   一番解かり易いのは風邪の時の頭痛・鼻水・発熱などですね。   開泄とは身体の穴(中医学ではキョウ)を拡げて、体液を漏らす作用を言います。 風は少しの隙間でも入り込み、隙間を拡げるからですね。   これも風邪の時、鼻水が出たりします。

2・ 風邪は万病の元   先にも書きましたが、 風は少しの隙間でも入り込むので、他の邪の先導役になります。   寒邪や湿邪をつれて、身体に入り込む主導的な邪になります。

3・ 善く廻り、しばしば変ず   風は吹いたり止んだり、急に吹く方向を変えたりしますので、   身体に入り込むのも急に入  り込み、症状も急に変わったりします。   脳卒中という言葉も、本来は卒中風といい、卒は急に、中はあたる、風は   風邪のことで、急に風邪に中ったことを言います。 また、痛む所があちこち移動するのも風邪の特徴です

4・ 風邪は物を動かす 風が吹くと草が揺れるように、風邪(特に内風)があると、   身体がけいれんしたり、震えたりします。

5・ 風邪は痒みを起こす 身体に風が当たると皮膚がなでられるような感じを受けますが、 これと同じように、風邪は痒みを起こします

内風が何故起こるかについては、 体内に何らかの熱がある場合に 内風が起こるとされています。

これは火を燃やせば風が起こるのと同じですね。 漢方薬を服用して身体が痒くなったのであれば、 一番考えられるのは、アトピーの方の場合、 体内は冷えて(裏寒)体表は熱(表熱)を持っている場合が多いのですが、 先ず裏寒の治療の為に体内を温める処方を服用し、体内が暖まった為、 内風が起こり痒みが起こったものと考えられます。

肘・膝は胃の冷えが出やすい所です。子供は陽体ですので、 簡単に裏(まあ内臓ですね)が冷えることはありません。 ですので、胃が冷えると直ぐに胃と関係する肘・膝などに症状が出てきます。 この場合は胃の冷えによって生産された余分な水(痰や湿)が出てくる訳です。

顔は陽経が集まる所で、最も冷えに強い所です。 故に逆を言えば熱が集まりやすい所でもあります。 特に胃の経絡は顔面部を通りますので、 胃の熱が過剰になると顔に異常が出てきます。 思春期のニキビなどは典型例ですね。

大人の場合は子供に比べて陰体ですので、 裏が冷え、表が熱を持つことが多く、 ちょっとした内臓の冷えが 直ぐに熱に転化して体表に出てきます。 肉食・糖分の多い食事も関係していると思われます。

黄耆には陽気を上げる作用がありますが、陽気そのものを増やす訳ではなく、 陽気の乗る「気」を増やす働きのある生薬です。 これを「補気升陽」または「升提」と言います。

桂枝湯は桂枝4・芍薬4・炙甘草2・生姜4・大棗4からなる処方です。 桂枝は脾や腎の陽気を強め、体表に発散させる作用を持ちます。 芍薬は桂枝と丁度逆で、脾や腎の陽気を体内に引き止める作用を持ちます。

生姜・大棗は脾や胃を強めます。 炙甘草は他の生薬を調和させると同時に胃を守ります。 この芍薬を6に増量した処方が桂枝加芍薬湯になり、 脾・胃・腎で増えた陽気を体内に引き戻す力が強く、 腹痛などに使用します。 桂枝加芍薬湯に膠飴20を加えた処方が小建中湯です。

膠飴は栄養があり、けいれんを抑える働きがあるので、 桂枝加芍薬湯にこれらの働きがプラスされ、 より体内を温める働きが強くなります。 黄耆健中湯は小健中湯に気を補う黄耆を加えた処方で、 小建中湯の適応症に加え、気虚がある場合に 使用します。 結論を言いますと、のぼせる事があるのなら黄耆健中湯は適応しないと思います。 黄耆の「升提」の作用がマイナスに働き、 のぼせがひどくなるおそれがあるからです。
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