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ステロイドとは
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ここでいうステロイドとは、炎症の治療に用いられるもので副腎皮質ステロイドホルモンを配合した薬品のことです。
副腎皮質ホルモンとは、腎臓の上側に接している副腎という臓器から、ビタミンCとコレステロールから作られるステロイドホルモンの一種です。
副腎皮質ホルモンには、糖質ステロイド、血圧を上昇させる電解質ホルモン、性腺機能を正常に保つ性ホルモンと作用の異なる3種類のホルモンがあります。一般に、糖質ステロイドホルモン(コルチゾール)が、血糖を上昇させ、蛋白代謝を促進し、炎症を抑える作用を持っています。このため、副腎皮質ホルモンは皮膚の炎症治療に使われます。
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ステロイドと副作用 |
ステロイドはアトピー治療薬として広く使われていますが、
慢性的な使い方をするとさまざまな副作用に悩むことになります。
ステロイド内服薬による副作用としまして、糖尿病・高血圧・胃潰瘍・骨粗しょう症・ムーンフェイスなどがあげられます。
ステロイド外用剤による皮膚への副作用としまして、皮膚萎縮、ステロイド紫斑、毛細血管拡張などの症状
があげられます。その他に、顔への使用による赤ら顔や、痒みによる掻破によるリンパ液破出などの副作用も報告されています。
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脱ステロイドとは |
アトピーの際病院へ行くと普通ステロイド軟膏を処方されます。ステロイドはアトピーや湿疹などの皮膚病に大きな効果があります。アトピーや湿疹に対してステロイドはその強い治療の効果の代償としてリバウンドなどの強い副作用をもっています。
一般的にステロイドの長期使用の副作用により副腎の抑制やクッシング症候群などがあげられますが、これは相当量の使用しない限り問題ないでしょう。いちばん問題なのは皮膚への副作用です。皮膚萎縮、ステロイド紫斑、毛細血管拡張などの症状が副作用としてでる可能性は非常に高くなります。ステロイドの吸収率の高い顔などに使用した場合は顕著で、赤ら顔・掻破によるリンパ液破出などの副作用が現われ、それが体の部位に及ぶ場合もあります。アトピーの場合これらの症状が顕著に現れます。アトピーのあるなしに関係なく使わないにこしたことはありません。(アトピーの症状や状態によって一時的に使ったほうがよい場合もあります。)
これらのアトピーの治療はまずステロイドを止める脱ステロイド(脱ステ)が必要ですが、急に脱ステロイドをすると激しいリバウンド症状などの副作用がでる可能性があります。リバウンドを軽減するためにゆっくりと脱ステロイド(脱ステ)の治療をするためにも非ステロイド製品で脱ステロイドをしてアトピーの治療をする必要があります。
ここではアトピーの脱ステロイド(脱ステ)をするときに有効な、リバウンドを減らす非ステロイド製品を紹介しています。
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